「おでかけ支援」モデル事業について(熊本県・益城町連携事業)

経緯

当団体は平成28度下期より、熊本県、益城町、地域包括支援センター等と連携し、移動支援サービスを軸に、介護予防活動と買い物支援、通院支援を組み合わせ、高齢者に対し複合的なサービスを提供する事業を検討してまいりました。

その第一段階として、中山間地域でありかつ、平成28年熊本地震により更に生活圏移動が不自由となった益城町の仮設住宅団地において、高齢者等を対象にした「移動支援(おでかけ支援)」を中心にした実証プロジェクトを、平成291月より展開してまいります。

事業の概要

本事業は、単に買い物や通院などのための「移送手段の安価な提供」を行うのみならず、益城町や地域関係団体との連携により「移動」そのものの需要を造り出し地域内のコミュニケーションを活発化させ、高齢者・生活者の心身の健全な維持を支援することを狙いとします。

更には、地域内の元気なシニアを活用した「ドライブサポーター制度」の導入により、高齢化が進む地域における「支え合い」により、持続可能な「移動支援サービス」の新たなモデルづくりを行っていきます。

 

益城町・益城町地域包括支援センター・地域住民などと連携し、計画的な移動支援モデル事業を実施

実施計画

H28年度】

  • ニーズ調査: 益城町・県・生活支援コーディネータ等と連携しながら地域のニーズ調査を実施
  • 移動支援テスト運行: 特定の仮設団地を選定し、1か月程度の「買い物」「通院」等の移動支援を行う
  • 検討会: 益城町・地域包括支援センター・県・当団体等により検討会、勉強会を
  • 実施に向けた準備: 関係者が連携し、H29年度実証事業の実施に必要な準備を実施

H29年度】

  •  移動支援の試験運用(モデル事業)実施
  •  課題解決に関する検討会実施: 県・町・生活支援コーディネータ・当団体等により、運用面の課題などを協議
  •  H30年度以降の事業化検討: 試験運用結果を踏まえた本格事業化の検討を行う(総合事業による展開も視野

H30年度以降】

  • 前年度までの実証試験並びに評価を踏まえた、継続的な総合サービス事業への展開を検討

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