代表者メッセージ Messege

熊本発・九州発の新たな社会モデルを、一緒に楽しく創りませんか?

代表理事 鶴岡 良一

「イーモビネットって、何をするNPOですか?」とよく尋ねられます。

福祉、観光、まちづくり、教育・・・、一般的な非営利団体の活動分野と違って、私たちの取り組みは幾分解りにくい(笑)。何故なら、私たちの活動分野は、そのほとんどの領域に当てはまるものだからです。

イーモビネットは、地域で暮らす人々、地域に訪れる人々、その基盤となる地域内の「移動(モビリティ)」の課題を、行政機関でも営利企業でもない、第三のセクターである非営利団体として解決しようとする、新たなカテゴリのNPO法人です。

電気、ガス、水道、通信・・・、これらは地域の生活に無くてはならないものです。加えて、「移動(モビリティ)」も実は重要な社会インフラの一つです。特に少子高齢化・人口減少が加速する地方都市、中山間地域、離島・半島では、地域交通の衰退やマイカーに寄れない高齢者の増加により、その「移動(モビリティ)」の課題は深刻な社会問題の一つとなっています。

公共投資をして道路や港湾を整備する、赤字の地方路線バスに税金を投入し続ける、最先端のテクノロジーや国家プロジェクトを誘致する、それだけで地方が活力を取り戻すことはまずありません。それぞれの地域にとって重要なのは、かげがえのない「人を中心とした社会インフラ」なのです。

私たちイーモビネットのミッションは、特に経済性が成り立ちにくい地方の生活圏における「移動」の課題を、電気自動車や自動運転車などの次世代モビリティやIoTなどの先端テクノロジーに「地域の人々」を組み合わせ、持続可能な社会モデルを試行していくことです。更にはそれを地域の人たちと一緒に「楽しく」創り上げていくことです。

安全・安心で経済的な地域内の自由な移動は、そこに暮らす人、その地域に訪れる人を必ずや笑顔にします。笑顔が無ければ、人は集まってきませんし、楽しく面白くなければ、それを持続させることは出来ません。「いーもび」は、地域の「元気なシニア」「活動的な女性」「好奇心旺盛な若者」を求めています。

地域が抱える課題はたいへん重たく深刻ではありますが、やることは楽しく、笑顔で、面白く。皆さまのご協力、ご支援を是非とも宜しくお願い致します!

NPO法人イーモビネット 代表理事 鶴岡 良一
(TSURUOKA Ryoichi)

 

【代表者プロフィール】
1962年福岡県柳川市生まれ。

エネルギー関連企業で研究開発職や経営企画職を歴任。昨今は、自治体や民間企業と連携した電気自動車関連ビジネスに注力。
その傍ら、2016年にイーモビネットを立ち上げ、「地域づくり×モビリティ」のコンセプトのもと、モビリティサービスの社会実装を通じた観光・福祉・地域活性化などの取り組みを進めている。

略歴

1985年 佐賀大学理工学部電気工学科卒業
2008年 九州大学経済学府産業マネジメント専攻(九州大学ビジネススクール)にてMBA取得
2014年~2017年 くまもとエネルギービジネス推進協議会理事
2016年~ 九電テクノシステムズ株式会社理事
2017年~ NPO法人イーモビネット代表理事
2019年~ 九州電力株式会社にて新規事業推進プロジェクトに従事

 

主な研究・講演等

  • 企業グループにおける知識の統合メカニズムに関する研究(九州大学、2007年)
  • 着地型観光による離島・半島の活性化と次世代モビリティに関する研究(九州経済調査協会、2016年)
  • ICT活用観光戦略立案セミナー講師(天草地域雇用創出協議会、2017年)
  • 益城町地域福祉塾(2020年)ほか、「地域支え合い型移動支援の仕組みづくり」に関する講演、講師多数